マンU、“ルカク交渉”の長期化を画策 ユベントス参戦で”イタリアダービー”勃発を期待
インテルが2度のオファーを提示するも、スールシャール監督はディバラとの交換を希望
マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクは、セリエAのインテルから2度のオファーを受けた。しかし、ユナイテッドが要求する金額を満たすことができずに移籍は実現していない。ユナイテッドはルカク獲得にユベントスが参入し、移籍金が高騰することを狙っているようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。
インテルは5400万ポンド(約71億円)のオファーをユナイテッドに提示して一蹴された、「今も動いている」とルカク獲得を諦めていないようだ。ただ、ユナイテッドはユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの獲得に動いており、ユベントスもルカク獲得を考慮し始めたという。
インテルのスポーツ・ダイレクターを務めるベッペ・マロッタ氏は、「選手の価値に見合った政党で重要なオファー」が断られたとしたが、「何も終わっていない。私たちは状況を見直す」と、ルカクの動向を追う宣言をしている。
インテルがさらに2500万ポンド(約33億円)を上乗せすることを期待するユナイテッドに対し、ルカクは契約解除金の値下げを求めたという。現状ではインテルは主力を売却してルカク獲得の資金を得るか、過去数シーズンでユナイテッドが触手を伸ばしたとされるクロアチア代表MFイバン・ペリシッチを条件の一部に入れる必要があるかもしれない。
オレ・グンナー・スールシャール監督は、ペリシッチよりもディバラをチームに加えたがっており、ユベントスが選手+金銭のオファーを持ち掛けてくることを期待しているようだ。ただし、この場合はルカクが自身の将来を決める前に、マウリツィオ・サッリ監督との会談を望んでいるため、そこでの話し合いが鍵を握ってくるという。
移籍市場の閉幕が近づくなか、イタリアの両雄がどのような動きを見せるのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)