熾烈なレアル“正GK争い”、クルトワが宣戦布告? 「誰が“1番”にふさわしいかは…」
北米遠征前にベルギーメディアで自信明かす 「ベストな状態を作り上げられた」
レアル・マドリードはプレシーズンツアーで北米遠征を実施したが、ベルギー代表GKティボー・クルトワは母国紙「Het Nieuwsblad」のインタビューで、ポジションを争うコスタリカ代表GKケイラー・ナバスへの“宣戦布告”とも取れる言葉を残している。
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クルトワは昨年のロシア・ワールドカップで、ベルギー代表の正GKとして3位躍進に大きく貢献した。そしてシーズン開幕を前に、イングランド・プレミアリーグの名門チェルシーからレアルへの移籍を果たした。
その一方で、それまでの正GKであるナバスをレアルが放出しなかったため、ポジション争いは熾烈なものになった。新シーズンに向けても両者がチームに残っていることから、その争いは継続されていくと見られている。
そうしたなかでクルトワは、その争いについて自信をまったく隠そうとしていない。
「今日までに、誰がこのチームの“1番”にふさわしいかは明らかになっていると思う。それを強く感じるし、素晴らしい準備もできている。体脂肪率も落として、ベストな状態を作り上げられた」
現在のプレシーズンツアーで、背番号はナバスが「1番」でクルトワが「13番」となっている。そうした意味でも、クルトワの発言はナバスへの宣戦布告と受け取ることができるようなものだ。
もっとも、今回のICCでレアルは守備が崩壊し3試合で大量12失点。クルトワが2試合、ナバスが1試合に先発したが、全試合でハーフタイムに両者が交代しており、プレー時間は同じと、どちらがアピールに成功したとは明確に分からない状況となっている。言動に奔放さがあるのもクルトワの特徴の一つだが、レアルの正GK争いは今季もピリピリとしたムードのなかで進んでいくことになりそうだ。