「移籍を止めるのは可能」 リーガ会長、アトレティコの“グリーズマン登録無効”要求に難色

今夏バルセロナへ移籍したFWグリーズマンだが…【写真:高橋学】
今夏バルセロナへ移籍したFWグリーズマンだが…【写真:高橋学】

違約金の差額“96億円”を巡って騒動 支払いを要求するアトレティコは法的措置も検討か

 フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは今夏にアトレティコ・マドリードからバルセロナへ移籍。日本でのプレシーズンマッチにも出場したが、契約解除金を巡る騒動は泥沼化している。ラ・リーガのハビエル・テバス会長はアトレチコの訴えを受けて、グリーズマンの移籍を無効になる可能性に言及した。英公共放送局「BBC」などが報じている。

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 騒動が混沌している原因は、移籍を巡る契約解除金にある。バルセロナはグリーズマン獲得のため、契約解除条項で定められた1億2000万ユーロ(約145億円)を支払った。しかし、アトレティコの契約では、契約解除金が145億円に引き下がるのが7月1日以降だった。アトレティコはバルセロナがグリーズマン獲得で合意したのはそれ以前だと主張し、引き下がる前の2億ユーロ(約241億円)の支払いを求めている。

 アトレティコは正式声明を出しており、法的措置も辞さない構えで、リーグ側にグリーズマンの登録を無効にするように訴えているという。これを受けて、テバス会長はスペインのラジオ局「オンダ・セロ」で「選手の移籍を止めることは可能」と言及した。

「ラ・リーガはどういうアクションをとるかこれから決断しなければならない。(アトレティコから)抗議があり、グリーズマンの移籍許可を認めるかどうかに疑問を持たせている」

 紆余曲折の末にようやくバルセロナ加入が実現したはずのグリーズマン。日本で行われたチェルシーとのテストマッチには出場していたが、騒動はまだ決着していない。正式にバルサの一員となり、ピッチに立つことはできるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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