定位置奪回のチャンス到来か? ミラン指揮官が本田ライバルのワンパターンぶりに激昂 「動き方を変える必要がある」

ユベントス戦で敗戦後、ミハイロビッチ監督がチェルチのワンパターンぶりに苦言

 リーグ4連覇中の王者ユベントスに対し、アウェーで0-1の敗戦を喫したACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は試合後にイタリアの衛星放送「プレミアム・スポーツ」のインタビューで守備的になりすぎた戦術面に加え、右ウイングで先発出場したイタリア代表FWアレッシオ・チェルチに激昂している。

「我々は良いディフェンスをしたが、攻撃面で物足りなかった。その要因は、クリアボールをことごとく相手に渡してしまったことだ。ミランがカウンターを狙う展開になったが、ゲームのバランスは取れていた。しかしながら、我々のミスからユベントスが得点した。もっと良いカウンターを仕掛けられたはずだし、前線でより良い攻撃のアクションが必要だった」

 指揮官はこう語り、ユベントスが高い位置からプレッシャーを掛ける展開に防戦一方になったゲームを振り返った。実際に、ミランの最終ラインが跳ね返したボールは前線で孤立した選手たちのところへ届いたとしても、すぐに囲い込まれて奪われる場面が目立った。中盤が守備に負われてカウンターは繰り出せなかった。最終ラインは決壊せずによく耐えていたが、後半20分に右サイドバックのイニャツィオ・アバーテがユベントスのMFアレックス・サンドロに裏を取られると、中央へ戻したボールをアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに決められた。

「我々の攻撃陣は、多くの時間を守備に費やしてしまった。そのため、前に出て行くのが難しい状況に追い込まれた。今日は後ろの方でプレーすることになってしまった」

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