キャプテン岡崎、PK失敗に自戒の言葉 「チームが勝ったことで救われた」

「先制点の場面はオウンゴールか分からなかった」

 後半1分にはMF香川真司がエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めたのは代表歴代3位の47得点を決めていた岡崎だった。「久しぶりに蹴ったし、ちょっと緊張もあった」というが、本来のキッカーである本田圭佑(ACミラン)がベンチスタートだったため、2011年アジアカップの準決勝・韓国戦以来となるPKを託された。「PKはあまり好きではないのか」という問いに「そうですね」と、苦手意識を明かした。岡崎は、先制のチャンスとなったPKをカンボジアGKにキャッチされる失態を犯してしまった。

「ああいうところ(決められるかどうか)はメンタル。今後、もし蹴るチャンスがあったら、もう1回(蹴りたい)。そういうところでやっぱり経験していかないと、いきなりでは…(決められない)。もちろん決めなきゃいけなかったんですけど、良い経験といえば良い経験。チームが勝ったことで救われた部分はある」

 PK失敗から4分後、柏木陽介(浦和)のフリーキックから先制点が生まれた。ゴール前で岡崎が相手DFと競り合い、頭で決めたようにも見えたが、記録はオウンゴール。本人も「ちょっと分かんないですね。自分? ちょっとよく分かんないですね。はい」と首をかしげた。

 2-0できっちりと勝ち点3を手にし、2次予選5勝1分けのE組首位をキープした。だが、どこかすっきりしない戦いに岡崎も納得いっていない様子だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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