ベイルは「マドリードに戻る」と代理人明言 退団は完全否定…インテル移籍の噂を一蹴
インテルのディレクターとの面会が報じられるも、残留希望を強調
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルには、今夏の移籍先としてインテルが浮上していたが、同選手の代理人を務めるジョナサン・バーネット氏が米スポーツ専門局「ESPN」のインタビューでこれを完全否定した。
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レアルは今夏にチェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを獲得。2列目のアタッカーの充実を図った。また、スペイン代表MFマルコ・アセンシオやブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールの台頭あり、ベイルは出場機会を減らしている。
怪我が多いこともベイルの苦悩に拍車をかけている。昨季途中に復帰したジダン監督の構想から外れていることもあり、今夏はマンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂されていた。
そんなか先週、インテル移籍説が浮上。バーネット氏が来季のベイルの期限付き移籍の可能性を話し合うために、インテルのディレクターらと面会していたと、イタリア衛星放送「スポーツ・メディアセット」が報じていた。
ところが、バーネット氏は「ESPN」に対し、「ベイルはマドリードに戻ることに完全にフォーカスしている」と述べ、退団の意向は「全くない」と表明。選手らが夏季休暇から戻ればベイルも新シーズンに向けて始動する準備はできており、プレシーズンを過ごすモントリオールに帯同するのを楽しみにしているとのことだ。
新シーズンに向けた始動が7月8日に迫るなかで、いまだにベイルの去就は不透明なままだ。正式にオファーを出しているクラブもなく、このまま残留となる可能性が高まっていると伝えられている。
移籍先が決まらない理由としては、週給35万ポンド(約4800万円)という高額のサラリーに加え、度重なる負傷歴がネックとなっているとされている。積極補強で戦力を増やしつつあるレアルは選手の放出も必要になっているなかで、ベイル本人も退団に消極的な姿勢を見せていることは、収支のバランスを保たなければならないフロレンティーノ・ペレス会長は頭を悩ませていることだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)