イカルディ、そしてディバラにも期待がかかる

　4人目は、インテルのイカルディ。クラブでは2013-14シーズンから通算219試合で124得点を挙げ、世界最高のストライカーの1人と見られてきた。しかし代表では、2013年にデビューしたものの、2度目にアルゼンチンのユニフォームを着たのはそれから4年後の2017年。ここ数年はセルヒオ・アグエロ、ゴンサロ・イグアイン、カルロス・テベス、ロドリゴ・パラシオらの活躍で代表での出番はなかったが、アグエロ以外は代表引退を表明し、残ったアグエロも31歳。ついに代表チームの前線に君臨するチャンスを得られるのではないかとされている。

　そして、最後はユベントスFWパウロ・ディバラ。世界でメッシのプレースタイルに近い選手というのはほとんどいないが、ディバラはその数少ない1人。クラブでも代表チームでも、しばしばメッシの代わりになると見込まれてきている。ユベントスでは公式戦182試合で78得点31アシストの成績を残している25歳。残念ながら、代表では監督がチームのバランスを保ったままメッシとディバラを共存するシステムを見出すことができないため、ベンチやメンバー外となることも多く、これまでも20試合の出場でわずか1得点しか挙げられていない。ただ、メッシが代表引退となれば、ディバラがアルゼンチンの中心を担うとされていて、そうなれば代表での数字も格段に上がることだろう。

　果たして、このなかにメッシの“後継者”となりうる選手はいるのだろうか。

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