19歳DFデ・リフトには「謙虚さ」が足りない? 移籍難航の理由とスペイン紙指摘
野心的な性格と金銭面での高い要求が移籍交渉の障害か
今夏の移籍市場で注目株の1人として名前が挙がっているのが、アヤックスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトである。しかし、バルセロナ移籍が間近と報じられてから、なかなか進展が見られていない。交渉を行っているバルセロナの関係者は「我々がデ・リフトとの交渉で直面している問題は謙虚さだ」と語り、デ・リフトに“謙虚さ”が足りないことが交渉を難しくしていると明かした。スペイン紙「ムンド・デボルティーボ」が報じている。
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交渉を行っている一部の関係者によると、デ・リフトはエリート街道を突っ走ってきており、他の19歳のような態度、いわゆる謙虚さが足りていないとされる。もちろんやや傲慢な態度というのは、強力なライバルと相対する時にプレーを助けるメンタリティーにもなるので否定的な評価ではない。とはいえ、彼の年齢と経験を考えると、トップレベルで現在のアヤックスのようにプレーできるかは分からず、その点が交渉を難航させているポイントのようだ。
実際にデ・リフトのパーソナリティーは、バルセロナに移籍したオランダ代表FWフレンキー・デ・ヨングと異なり、リーダーとして優れている。さらに彼の野心的な性格は、代理人であるミノ・ライオラ氏が気に入ったポイントの一つでもあるという。
ただ、そんなデ・リフトはいくつかのクラブからオファーをもらいつつ、そのうえで給料を上げようと考えており、その点でバルセロナは獲得を渋り始めている模様だ。そのため「ムンド・デボルティーボ」も「彼は非常に優れているが、(アルゼンチン代表FWリオネル・)メッシにはならない」と獲得を避けるべきだと主張している。
金銭面での要求が高く、謙虚さが足りないと伝えられるデ・リフト。果たして、今夏のビッグクラブ移籍は成立するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)