本田の移籍直訴に対し異なるミラン側の見解 地元紙は「ケイスケが猛省すべき」と指摘

現状を変えるには、まずは反省が必要

 記事では、「誰に向けて話したかはっきりとはしていなかったが、ケイスケはもし今日も監督が彼を外すようであれば、深く自分自身、反省することが必要ではないか」と指摘。10月4日のナポリ戦後にクラブと指揮官、イタリアメディア、ミランサポーターを、日本のメディアを通じて公然と批判した。その後、チームはシステムを変更し、3勝2分け。本田はここ7試合、アディショナルタイムを除いて合計35分間しか出場機会を与えられておらず、残念ながら結果を出すことができていない。出番のない本田には、まずは反省が必要だとイタリア紙は指摘している。

 最後に記事では、本田の移籍直訴について、獲得に尽力したガッリアーニCEOの「移籍とは聞いたことがない」という言葉を紹介している。記事ではガッリアーニ氏の言葉の真偽については触れず、次のようなフレーズで締め括っている。

「ミランはケイスケを、最低でも今季いっぱいは留めたいと思っている。まもなく、また乾杯する理由ができることを祈って」

 チーム状態が上向きつつある現状を考えれば、今後も指揮官は背番号10をベンチに置くだろう。その処遇に本人が不満を抱いたとしても、ミランは来夏まで、本田をクラブに留める方針のようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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