トッテナムはなぜ酒井宏樹の獲得に興味? 英メディア「多芸多才さは重要な要素の一つ」

マルセイユDF酒井宏樹【写真:Getty Images】
マルセイユDF酒井宏樹【写真:Getty Images】

トッテナム移籍の可能性が浮上 「適応する特徴を備えている」

 マルセイユの日本代表DF酒井宏樹は現在、プレミアリーグの強豪トットナムへの移籍の可能性が取り沙汰されているが、英メディアは「酒井の多芸多才さはトットナムの関心を引きつける重要な要素の一つ」と主張し、現在のチームの選手層や戦術スタイルを鑑みても「適応する特徴を備えている」と太鼓判を押している。

 トットナムは今季、シーズンを通して“補強ゼロ”という異例の状況の下、プレミアリーグ4位と“トップ4入り”に成功。さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、クラブ史上初となる決勝進出を果たす偉業を成し遂げた。

 一方、右サイドバック(SB)で主力を務めるイングランド代表DFキーラン・トリッピアーの退団が濃厚となっており、準優勝に終わったCL決勝後、ファンに対する丁寧なやり取りは別れの挨拶であるとして取り上げられていた。

不動の右SBの退団に備え、補強の必要性が出てきているトットナムだが、白羽の矢が立っているのが酒井だ。2016年にマルセイユに加入した日本代表DFは、レギュラーとして通算122試合に出場。献身的なハードワークと果敢な攻撃参加が、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の求める選手像に合致していると伝えられていた。

 そんななか、英メディア「90min」は酒井を特集しており、昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)で日本の主力としてベスト16進出に貢献したことや、五輪に出場した経験を持つこと、著書を出版していることを紹介したうえで、トットナムが酒井の獲得に魅力を感じる理由についても言及している。

 酒井について「最終ラインのどこでもプレーできる」と挙げ、「29歳の酒井との契約に関して、若い選手の獲得を優先するポチェッティーノの傾向を踏まえると、ファンはやや奇妙に感じるだろう」と前置きしたうえで、「酒井の多芸多才さはスパーズの関心を引きつける重要な要素の一つとなり、最終ラインのどこでもプレーする能力がある。キャリアを通して、クラブと代表で左SBとセンターバック(CB)もこなしてきた」と説明している。

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