レジェス氏が所属していたエストレマドゥーラが奇跡的なゴラッソで勝利

　アーセナルやセビージャなどで活躍した元スペイン代表FWホセ・アントニオ・レジェス氏が先日、交通事故で亡くなった。レジェスが所属していたスペイン2部エストレマドゥーラは4日に事故後初となる公式戦を戦い、その試合でレジェス氏に捧げるゴラッソが生まれた。

　エストレマドゥーラはリーグ第41節でカディスと対戦。そして、その試合唯一のゴールが生まれたのが前半26分だった。センターサークル内で相手DFが勢いよくクリアしたボールは、エストレマドゥーラのDFカルロス・ポマレスに当たると、大きく跳ね返ってカディスゴールへ一直線。前に出ていたGKの頭上を超え、そのままゴールネットを揺らした。エストレマドゥーラはそのまま1-0の勝利を収めている。

　驚きのゴールが決まると、エストレマドゥーラの選手はレジェス氏へのメッセージが描かれたTシャツを掲げた。

　リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターもゴール動画を公開し、「このゴラッソは君のためだ、レジェス！」と言葉を添えている。また、返信欄ではファンから「こんなゴール見たことない」「信じられない」などの驚きのコメントも寄せられている。