マンUがデ・ヘア売却へ方針転換か ブッフォン退団によりPSGへの移籍話が過熱
契約延長交渉が難航するデ・ヘア 巨額資金を誇るPSG行きが浮上
マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアは、クラブとの契約延長交渉がいまだ合意に達せず、今夏にも移籍すると噂されている。米スポーツ専門局「ESPN」によれば、移籍先候補にレアル・マドリードなどが挙がるなか、パリ・サンジェルマン(PSG)の存在が急浮上しているという。
ユナイテッドは昨年末にデ・ヘアとの契約延長オプションを行使し、契約期間を2020年夏までに更新した。クラブはそれ以降も長期契約の締結を目指して交渉しているが、デ・ヘアとは合意に達しないまま契約期間が残り1年となってしまった。
デ・ヘアの残留が難しいと判断したユナイテッドは、移籍金を得るために契約満了を前に売却すると以前から指摘されていた。そして、今夏にレアルやユベントスなどに売却されるのではないかと報じられている。
高額な年俸を要求するデ・ヘアを買えるクラブは限られているが、ここに来て金満クラブのPSGが急浮上してきた。PSGは現地時間5日に元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの退団を発表。そのことからGKの補強に動く可能性は高いと見られており、「ESPN」は「ユナイテッドがPSGからのオファーに身構えている」と報じている。
これまでに噂されたレアルは、昨夏にベルギー代表GKティボー・クルトワを獲得していてGK補強のプライオリティーは高くない。また、ユベントスはデ・ヘア獲得に必要な巨額を準備する余裕はないと見られている。潤沢な資金を持つPSGはデ・ヘアの要求やユナイテッドの要求をクリアできそうで、ブッフォンの穴を埋めるためGK補強のプライオリティーも高くなった。
週給35万ポンド(約4800万円)を要求しているとも伝えられてきたデ・ヘアを満足させられるのは、ユナイテッドなのかPSGなのか、それとも別のクラブになるのか。その去就に注目が集まっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)