レアルの中盤補強戦略、ジダン監督と会長の方向性相違か 候補2選手、その差“100億円”
ジダン監督はポグバ、ペレス会長らフロントはエリクセンが“推しメン”
レアル・マドリードは2019-20シーズンの巻き返しに向けて、ベルギー代表MFエデン・アザールの獲得が間近に迫るなど大型補強に動いている。補強ポイントの一つである中盤のビッグネームについて、ジネディーヌ・ジダン監督とフロレンティーノ・ペレス会長らフロント側で、方向性の違いが生まれているようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
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補強候補の名前として挙がっているワールドクラスのミッドフィールダーは、マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバと、トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンだ。両者ともにプレミアリーグの強豪で絶対的な主力としての立ち位置を作っているが、ポグバはジダン監督、エリクセンはフロント側の“好み”なのだという。
ペレス会長らがエリクセンを強く推すのは、トットナムとの契約が2020年までのため、1億5000万ユーロ(約181億5000万円)のポグバと比べて、7000万ユーロ(約84億7000万円)と100億円ほども安価で済むこと、そしてトットナムからレアルに加入し、中盤の主力に成長したクロアチア代表MFルカ・モドリッチの先例があることが獲得を推す論拠だとしている。
その一方でジダン監督の立場としては、アザールの獲得が“ペレス会長主導”で動いたビッグネーム獲得ならば、自らの主導として同胞のポグバを招き入れたい意向なのだという。また、スタイルとしては攻守に素早いサッカー、そしてポゼッションを重視しすぎずカウンターを狙うタイプの中盤として、ポグバが理想的だと考えているようだ。
微妙なパワーバランスで成り立っているジダン監督とペレス会長の関係性だが、ミッドフィールドの補強戦略ではどちらの意向が強く反映されるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)