18歳久保の6月シリーズデビューはお預け? 森保監督が明かした“ベンチ外”決断の理由

トリニダード・トバゴ戦、23人の登録メンバー外となったMF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】
トリニダード・トバゴ戦、23人の登録メンバー外となったMF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】

4日に18歳となり、A代表デビューの行方が注目されたなかで23人の登録メンバー外に

 注目されたMF久保建英(FC東京)のA代表デビューはお預けとなった。日本代表は5日、キリンチャレンジカップでトリニダード・トバゴと対戦。森保一監督は、4日に18歳となったばかりの久保をベンチ外とした。その決断について、試合後「緊張の糸を緩めながら先に進んだほうがいい」と理由を明かし、デビューについては「チーム状況次第」と語った。

 森保体制15試合目となったトリニダード・トバゴ戦、久保の名前はメンバーリストになかった。試合中には、同じくベンチ外となったFW岡崎慎司(レスター・シティ)、DF中山雄太(PECズヴォレ)とともにスタンド観戦する様子がスタジアムのスクリーンに映し出されると、会場はにわかにどよめいた。

 試合はトリニダード・トバゴの5倍となる25本のシュートを放ちながら、GKマービン・フィリップスの再三の好セーブに阻まれ、FIFAランキング93位の“格下”相手に悔しいスコアレスドローに終わった。

 試合後の記者会見で久保について問われた森保監督は、「皆さんも期待されていると思いますし、メディアの皆さんを通して日本サッカーを見ている方も期待されているというのはヒシヒシと伝わっています」と切り出し、ベンチ外とした理由について触れた。

「私も、今回招集させてもらって十分にA代表でできると思っていますので、ピッチの上に立たせたいと思っていますし、皆さんにも取り上げてもらいたい気持ちも持っています。でも、今の彼が18歳、シーズンを通してチームに貢献するプレーを続けてきて、移籍報道などのプレッシャーも掛かっているなかで、少し緊張の糸を緩めながら先に進んだほうが良いのかなという思いもあります」

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