長友佑都、森保J初の3バック挑戦に言及 ウイングバックで「脳が疲れた」理由とは?

長友が3バック挑戦に言及【写真:Yukihito Taguchi】
長友が3バック挑戦に言及【写真:Yukihito Taguchi】

森保体制15試合目で初の3バック 長友はプレスやポジショニングでSBとの違いを指摘

 森保一監督率いる日本代表は、5日にキリンチャレンジカップでトリニダード・トバゴと対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。体制発足後15試合目にして初の3バックを採用したなか、ベテランのDF長友佑都(ガラタサライ)は4バックとの違いに「脳が疲れた」と語った。

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 森保監督は、トリニダード・トバゴ戦で3バックを採用。最終ラインにDF冨安健洋(シント=トロイデン)、DF昌子源(トゥールーズ)、DF畠中槙之輔(横浜F・マリノス)、ウイングバックに長友とDF酒井宏樹(マルセイユ)が入った。

 日本はFW大迫勇也(ブレーメン)、MF堂安律(フローニンゲン)、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)の1トップ+2シャドーを中心に攻撃を仕掛け、前半24分には大迫、その4分後には堂安が決定機。前半42分には中島がクロスバー直撃の一撃を放ったが、ゴールを割れずに前半を折り返した。後半もチャンスを作り、トリニダード・トバゴの5本を大きく上回る25本のシュートを放ったが、最後まで得点を挙げられずに0-0のスコアレスドローに終わった。

 試合後、初の3バックについて感想を求められた長友は、「新システムへのトライなので、やる前はもっと難しくなると思っていた」と語り、さらに厳しい試合を想定していたという。サイドバックとウイングバックでは、状況判断に違いがあり、ベテランの長友をしても慎重にプレーしていたそうだ。

「ウイングバックはそこ(修正)が難しく、前にプレスに行くか後ろに下がるか、中途半端な位置を取って相手を混乱させるか。考えながらやっていたので脳が疲れた。4バックは自分の位置に戻るので簡単。ウイングバックの位置取り次第でチームが狂うので」

 もっとも、初のチャレンジのなかで課題はしっかりと見つかったという。

「ディフェンスラインも集中していたし、相手の嫌なところ、(中島)翔哉と(堂安)律のところにボールも入っていたので、決められなかったのが課題ですね」

 酸いも甘いも噛み分けてきた長友の経験は、森保ジャパンが3バックをオプションにするうえで、重要なキーマンになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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