「メキシコを破壊する巨大爆弾」 ポドルスキ移籍報道過熱も…現地が指摘する問題点は?
34歳という年齢を懸念 「長期的な展望にはならない」
ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキはメキシコ行きの可能性が浮上しており、現地メディアがこぞって取り上げている。一方、6月4日に34歳の誕生日を迎えたポドルスキだが、不安要素として年齢を指摘されており、「長期的な展望にはならない」と主張している。
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2017年に神戸へと加入したポドルスキは、昨季からキャプテンに就任。今季途中まで役割をまっとうしていたが、4月17日にフアン・マヌエル・リージョ監督が退任したことを受け、不振から抜け出せない泥沼の連敗の責任を取る形でポドルスキも主将の座から退いていた。
神戸は昨夏に元スペイン代表FWアンドレス・イニエスタ、今季開幕前に同FWダビド・ビジャ、開幕後にMFセルジ・サンペールとビッグネームを続々と獲得し、着実にアジア屈指のタレント軍団へと変貌を遂げてきたものの、ここにきてポドルスキ退団の報道が熱を帯びている。
新天地として取り沙汰されているのは、メキシコの強豪モンテレイだ。今季限りで契約満了を迎えるポドルスキに対し、フリーでの獲得に向けオファーを提示していることを現地メディアがこぞって報じており、近々交渉の場を設けられると伝えられている。移籍の可能性が現実味を帯びている状況だ。
メキシコメディア「Vanguardia」は「モンテレイはリーグ戦を勝ち取っていないことに嫌気が差しており、メキシコサッカーを破壊するための巨大爆弾を準備している」と、長らくタイトルから遠ざかっているチームの秘密兵器として獲得を画策していることを伝えた一方、「唯一の問題は年齢」と懸念材料も指摘している。
また、メキシコメディア「FUTBOL TOTAL」も「サインにまつわる問題点は年齢となる。長期的な展望にはならないだろう。34歳となったが、彼のクオリティーに疑いの余地はない。それでも、キャリアの晩年にある」と主張している。一方で、「商業面及びマーケティング面に関してはワールドクラスの知名度が手助けすることになる」と説明していた。
サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスにもメキシコ行きの噂が浮上しているが、先にポドルスキの新天地が決定する可能性も十分にありそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)