「シャビとイニエスタが恋しい」 メッシ、盟友不在に“嘆き節”「勝ち方を知っていた」
名将ペップを「唯一無二のコーチ」と称えた一方、かつて共闘した同僚の不在を寂しがる
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは今季も圧倒的な決定力を発揮し、チームのリーガ・エスパニョーラ連覇と通算6度目のピチーチ(得点王)獲得を果たした。その一方で、主将1年目はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とスペイン国王杯を逃す悔しさも味わった。母国のテレビに出演した際、かつての盟友である元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)とMFシャビ(今季限りで現役引退)がいないことを寂しがったという。
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メッシは衛星放送「FOXスポーツ」アルゼンチン版に出演し、様々な内容について語った。今月開催されるコパ・アメリカでは自身にとって悲願と言える代表でのタイトル挑戦となるが、「僕はアルゼンチンに何かしらの勝利を捧げて代表引退したい。そのためには何度も自分の夢のために戦い続ける」と、アルゼンチン代表での栄光に並々ならぬ意欲を燃やしている。
それとともに触れているのは、バルサでの日々だ。「僕にとって唯一無二のコーチは、ペップだ。彼は試合の中で起こり得ることを予測できる監督だからね」と、現在マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督を称賛。その一方で、ペップ体制の看板選手だった2人についてもこう話している。
「僕はシャビとイニエスタが恋しいんだ。僕たちは“勝ち方”を知っていたからね。相手がだれであろうと自分たちのやり方でプレーしたし、それをすることで勝てると知っていた」
シャビとイニエスタらが繰り出す軽快なパスワークから、メッシら強力なアタッカー陣が仕留める。ポゼッションで試合を支配するスタイルこそバルサの哲学だと強く認識している。それもあってか、「リバプール戦での失敗……大失敗はただただ残念だった」と、3点差をひっくり返されたCL準決勝リバプール戦を悔やんだ。
イニエスタとシャビという名コンダクターの偉大さを実感した――。それはメッシにとって2018-19シーズンの大きな気づきだったのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)