バルサ、バルベルデ監督続投とスペイン全国紙予想 会長証言「全幅の信頼を置いている」
メッシら主力も監督の続投懇願 国王杯決勝の敗戦も「この敗北は監督の責任ではない」
バルセロナは2018-19シーズン、3冠も狙える終盤戦を過ごしていたものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝リバプール戦での大逆転敗退を契機にチームが失速し、リーガ・エスパニョーラの1冠のみに終わった。この状況に去就が取り沙汰されているのはエルネスト・バルベルデ監督だ。後任監督候補の名前を挙げるメディアも多いなかで、スペイン紙「マルカ」は続投をクラブ側が決めたと伝えている。
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同紙によると、クラブ側が開いた理事会で、ここ数日の指揮官の立場を分析したうえで続投の決断に至ったのだという。CLリバプール戦では初戦を3-0で勝利しながら、敵地アンフィールドでの一戦で後手を踏む采配によって0-4の大逆転負けを誘発したと見る向きも多い。
それでもジョゼップ・マリア・バルトメウ会長ら、クラブ重鎮のバルベルデ監督への信頼は厚く、1-2で敗戦したバレンシアとのスペイン国王杯決勝後も、「この敗北は監督の責任ではない」と指揮官への支持が変わらないことを明言している。就任2年目で2度のリーガ、スペイン国王杯を1度獲得したということで、目標でもあるタイトルにしっかりと届いていると判断している模様だ。
バルトメウ会長は「我々が全幅の信頼を置いているエルネスト・バルベルデについて話したいと思っている」とも話している一方で、チーム内からの“支持率”も高い。エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシをはじめとして元スペイン代表DFジェラール・ピケ、スペイン代表DFジョルディ・アルバ、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチも続投を願うコメントを出している。
チームとしては勝負どころでの弱さを露呈してしまったシーズンとなったが、バルベルデ監督の元で2019-20シーズンを立て直していくことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)