U-20日本代表FW宮代、誕生日に迎えるメキシコ戦へ意欲 「FWとして結果を出したい」

U-20日本代表FW宮代大聖【写真:林遼平】
U-20日本代表FW宮代大聖【写真:林遼平】

川崎FW宮代、昨年の誕生日はPK失敗の苦い記憶 突破かけた一戦へ思いを語る

 U-20日本代表は、26日にU-20ワールドカップ(W杯)グループリーグ突破をかけてU-20メキシコ代表戦に臨む。初戦のU-20エクアドル戦(1-1)で途中出場を果たしたFW宮代大聖(川崎フロンターレ)は、次戦に向けて「出場することになったとしたらチームの勝利に貢献できるように、FWとして結果というものを出せるように頑張りたい」としたうえで、試合当日に誕生日を迎えることで「誕生日なので得点を取りたいというのはある」とゴールへの意欲を示した。

 宮代は2017年のU-17W杯に出場して2得点を奪う活躍を見せると、その後も代表でコンスタントに得点を奪取。昨年のU-19アジア選手権でも大事な局面で得点を決め、U-20W杯の出場権獲得にも大きく貢献した。またクラブレベルでは昨年に川崎とプロ契約を締結。高校3年生でのプロ契約はクラブ史上初のこととなった。

 今大会では初戦のエクアドル戦で後半のスタートから途中出場。「前半、ベンチから見ていてバイタルのスペースが少し空いているなと感じていた」とうまく間に顔を出しながらボールを受けると、前線で起点を作ってチームの勝ち点1獲得に一役買った。しかし、宮代自身はFWとしてもっとできることがあったと主張している。

「前線で起点となってボールを運ぶことはできたと思うが、ゴール前での仕事がFWとしての仕事。そういう部分は、この前の試合は少し足りなかったなと思う。自分自身結果を出したいという思いもあるので、ゴール前にもっと顔を出せたらなと思います」

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林 遼平

はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。

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