ユナイテッドFWルカク、イタリア行きの夢実現か インテルの新監督候補が獲得に興味
チェルシー監督時代の2017年にもコンテ氏はルカク獲得に乗り出す
かつてユベントスやチェルシーを率いた名将アントニオ・コンテ氏は、インテルの監督就任が決定的だと報じられている。正式発表は、26日のセリエA最終節エンポリ戦後になる見込みだが、それに伴いコンテ氏はマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカク獲得に乗り出すと英紙「ザ・タイムズ」が報じている。
現在、インテルを率いているルチアーノ・スパレッティ監督は、ジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)と折り合いが悪い。一方、コンテ氏はユベントスの監督時代、マロッタCEOとも仕事をしており、両者の関係は良好だという。
現在、セリエAで4位のインテルは、このまま来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できれば、補強のための潤沢な予算が用意される見込みであり、最初のターゲットにルカクの名前が挙がっているようだ。コンテ氏はチェルシーを率いていた2017年にも、当時エバートンに所属していたルカクの獲得に乗り出していたが、ルカクはユナイテッドへの移籍を希望した。
ユナイテッドでは、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが頭角を現しており、ルカクを獲得した当時の移籍金7500万ポンド(当時約110億円)に近い金額を得られれば、放出にも前向きだという。ルカク自身もセリエAに対して憧れを抱いており、今年4月には「セリエAでプレーするのは夢だ」と、話している。
ルカクはユナイテッド加入後、通算96試合で42得点を記録したが、今季は45試合で15得点止まり。ルカクがインテルに加入することになれば、2月にキャプテンマークをはく奪されたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの立場は、さらに危うくなる。この移籍を機にFWの玉突き移籍が始まるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)