マインツの武藤が衝撃のハットトリック! 敗色濃厚のチームを救うヒーローに

2-3で迎えた終了間際に起死回生の一撃

 ブンデスリーガ第11節のアウクスブルク対マインツの一戦で、日本代表FW武藤嘉紀がハットトリックの活躍を魅せた。試合は3-3でドローとなったが、武藤がマインツの全ゴールを叩き出し、敗色濃厚だったチームを救うヒーローとなった。

 この日はFWマリと2トップを組んで先発した武藤は、前半18分にデ・ブラシスのクロスに合わせて2試合連続ゴール。同30分にはサンペリオのアシストから右足で落ち着いて決めてチームに追加点をもたらした。8月29日のハノーバー戦以来、今季2度目の1試合2得点を達成する。

 だが、その後マインツは3失点を喫して2-3と逆転されてしまう。武藤の2得点も虚しく、敗戦の危機が迫った。

 しかし、誰もが敗戦を覚悟した後半アディショナルタイムに武藤は自らの力でチームを救った。ペナルティエリア内でボールを受けた武藤は対峙するDFをかわすと、素早い足の振りから強烈なシュート。DFに当たってコースが変わり豪快にネットを揺らした。

 ブンデス初のハットトリックを記録した武藤。敗色濃厚のチームを救う出色のパフォーマンスを披露した。武藤はこれで今季のゴール数を6に伸ばし、同僚FWマリと並んだ。得点力を期待され、FW起用が続く23歳は期待に応え、自らの価値をアピールした。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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