ヘンク伊東は「悪魔のように現れる」 優勝&CL出場権獲得のプレーを現地紙が称賛

ヘンクのMF伊東純也【写真:Getty Images】
ヘンクのMF伊東純也【写真:Getty Images】

アンデルレヒト戦で先制点の起点になり、後半4分にも巧みなボール奪取から好機演出

 ベルギー1部ヘンクは、現地時間16日のプレーオフ1第9節でアンデルレヒトと対戦。1-1の引き分けにとどまったが、2位のクラブ・ブルージュが敗れたため、1試合を残して今季の優勝が決まった。先制点に絡む活躍を見せた日本代表MF伊東純也のプレーに対し、地元メディアは「悪魔のように現れる」と鋭い動きを称えている。

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 レギュラーシーズンを1位で終えたヘンクは、上位6チームで優勝を争うプレーオフ1に進出。5勝1分2敗で2位クラブ・ブルージュに勝ち点3差をつけて、16日のアンデルレヒト戦に臨んだ。

 前半11分、センターサークル付近で縦パスを受けた伊東は、2人に囲まれながら味方にパス。そこから右サイドへ展開し、DFジョアキム・メーレのグラウンダーのクロスをニアでMFブライアン・ハイネンが合わせて、ヘンクが幸先良く先制した。

 後半4分には、敵陣ペナルティーアーク付近での混戦のなか、伊東が背後からするりと近づいてボールを奪取。シュートこそ打てなかったが、ドリブルでペナルティーエリア内まで持ち込んだ一連のプレーを、ベルギー紙「HLN」はテキスト速報で「伊東が悪魔のように現れる」と称えた。

 伊東は後半13分に交代となり、チームはその7分後に追いつかれて1-1のドロー。それでもクラブ・ブルージュがスタンダール・リエージュに0-2で敗れて2位が確定したため、ヘンクの優勝が決まった。ヘンクの優勝は2010-11シーズン以来4回目。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権も獲得している。

 ヘンクは試合後に優勝パーティーを開催。歓喜に沸くなか、伊東は自身のツイッターを更新し、「優勝しました 今夜中3時だけどずっと優勝パーティーしてて海外はすごい。。でも自由に帰れるので1番に帰宅しました笑」と状況を報告していた。

 今年1月にベルギー移籍を決断し、わずか4カ月。ヘンクの優勝&CL出場権獲得に大きく貢献し、異国の地でその名を轟かせた。


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