有言実行のラニエリ監督がごちそう レスターは共に作り上げる“ピザ”のようなモノ

「運は塩、ファンはトマト」

 日本代表FW岡崎慎司所属のレスター・シティを率いるクラウディオ・ラニエリ監督が、24日のクリスタル・パレス戦でクリーンシート(無失点試合)を達成したことで、事前の公約通り選手にピザを振る舞ったことが分かった。英地元紙「デイリー・メール」報じている。岡崎ら今季好調のレスターの選手は、ピザづくりを体験して笑顔を浮かべるなど、充実したつかの間の休息を楽しんだようだ。

 レスターは、昇格2年目の今季、プレミアリーグで大きなサプライズを起こしている。10試合を終えて5勝4分け1敗、首位マンチェスター・シティと勝ち点差3の5位と上位争いに食い込んでいる。その一方で、無失点試合が無く、カテナチオの国イタリアからやって来た指揮官は、守備の改善を訴えていた。

 そして、クリーンシートを達成したあかつきには、選手にピザをごちそうすると公言していた通り、選手たちにご褒美を振る舞った。

「今日は私のおごりだ。彼らはこのピザを受け取るに値する。選手たちが一緒に過ごすいい機会だ。パレス戦はタフなゲームだった。彼らには、今日の機会を楽しんでほしい」

 ラニエリ監督はチームの充実ぶりに周囲の支えも欠かせないと語る。ユーモアあふれるイタリア人監督はそれらをピザに例え、選手たちとサポーターを絶賛していた。

「チームにはスピリットがあるし、トレーニングを楽しんでいる。彼らはハードワークし、楽しんでいる。少しの運も重要になる。運とは塩だ。そしてファンはトマトだ。トマトがなければピザはできない」

 日本代表の岡崎はチームメートと共にピザ作りにトライ。DFフクスらと笑顔でピザを食べる姿も伝えられた。チーム一丸で躍進を続けるレスターの充実ぶりをうかがわせた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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