「最高のゴールの1つ」「衝撃的」 鮮烈ループ弾の香川を米メディアも賞賛

カップ戦パダーボルン戦でチーム3点目を決める活躍

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、28日のDFBポカール2回戦パダーボルン(2部)戦に先発出場。7-1と大勝を収めた中、香川もチームの3点目となる鮮やかなループシュートを決めた。GKをあざ笑うかのような華麗な一撃は大西洋を越えて、アメリカでも大きな反響を呼んでいる。米テレビ局「ESPN」のこの試合の採点(10が最高、1が最低)では、香川にチーム3位となる9点の高評価が与えられ、「衝撃的なパフォーマンス」と大絶賛された。

 寸評では香川のパフォーマンスについて絶賛している。

「衝撃的なパフォーマンス。最初のチャンスを逃したことで、この日本人は不機嫌だった。香川は自己批判的なことで知られているが、彼の最高のゴールの1つだった」と分析。前半23分には、GKと1対1になるチャンスを迎えた。左足で放ったシュートがバーをかすめてゴール上へ外れるなど、2度決定機を逃したが、香川のキャリア屈指のビューティフルゴールで名誉挽回を果たした点を高く評価されていた。

 さらに、切れのある動きで狭いスペースに侵入する得意の形から決めた技術とセンスに溢れるフィニッシュについても、香川が全盛期の輝きを取り戻した証拠だという。

「彼はボックス内を急襲し、カストロからバックヒールのパスを受けた。そして、角度のないところから左足で決めた。このゴールはJリーグでは何度も決めていたもので、自信を取り戻した証しだ。香川は上昇中だ」

 9月20日のレバークーゼン戦以来の得点で今季の公式戦6点目。早くも昨季の得点数に並んだ。リーグ前節のアウクスブルク戦では3アシストと大暴れした背番号23は、チャンスメイクに、フィニッシュにと八面六臂の大活躍でドルトムント攻撃陣の核として存在感を放っている。

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