チェルシー監督、EL決勝前のアメリカ遠征に不満吐露 「我々は疲弊しきっている」
プレミアリーグ最終節の3日後にアメリカ遠征を実施 過密日程をサッリ監督が危惧
チェルシーはUEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝でフランクフルトをPK戦の末に破り、優勝した2012-13シーズン以来6季ぶりの決勝進出を果たした。しかし、その大一番を前にチャリティーマッチでアメリカ遠征を挟むことに、マウリツィオ・サッリ監督が不満を漏らしている。英公共放送「BBC」が報じた。
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チェルシーは延長戦を含めた120分間の激闘をこなし、PK戦の末にフランクフルトに勝利、29日に行われるEL決勝の舞台に駒を進めた。チームにとってはこの試合が今季の公式戦61試合目で、選手たちの疲労はピークに達している。
すでに来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の4位以内が確定しているため、12日のプレミアリーグ最終節では主力選手に休養を与えることが予想される。ELに向けてリフレッシュする時間は十分にあるように思えるが、そうともいかない事情があるという。
それはこのタイミングでのアメリカ遠征が控えているからだ。チェルシーは現地(アメリカ)時間15日にマサチューセッツ州のジレット・スタジアムで、ニューイングランド・レボリューションと反ユダヤ主義・人種差別の撲滅を掲げたチャリティーマッチを行う。チャリティーマッチの開催は今年3月の時点で決まっていたが、これがリーグ最終節の3日後という過密スケジュールなのだ。
プレミアリーグ第37節のワトフォード戦では、フランス代表MFエンゴロ・カンテが、EL準決勝第2戦のフランクフルト戦ではデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンとイングランド代表MFルベン・ロフタス=チークが負傷交代となるなど、蓄積した疲労によるダメージが選手たちを襲っている。
サッリ監督は「エネルギーを回復しなければならない。我々は疲弊しきっている」と、EL決勝に向けて休養が必要であることを強調している。そして「残念なことに、我々はアメリカへ行かなければならない。今すぐに休息が必要で、ファイナルの前の準備期間は10日間だ」と長距離移動を伴うアメリカ遠征への不満を漏らした。
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