香川が美しきループ弾! 中2日の強行軍でも輝きを放ちドルトムント7発圧勝に貢献

9月20日以来の公式戦6点目 DFB杯3回戦に進出

 ドルトムントの日本代表MF香川真司が28日のDFBポカール2回戦の本拠地パダーボルン戦(2部)の前半43分に、左足でループシュートを決める活躍を見せ、7−1の圧勝に貢献した。

 22日の欧州リーグのガバラ戦(アゼルバイジャン)への往復11時間の強行軍を皮切りに、25日の本拠地アウクスブルク戦と1週間で3試合、いずれも中2日という強行軍で、2試合連続アシスト中の香川は先発出場を続けている。そんな強行軍にもかかわらず、今季完全復活を遂げている男は、この日も眩いばかりの才能を見せつけた。

 2−1で迎えた前半43分だった。左サイドから切れ込んだ香川は、MFカストロとの流麗なワンツーからエリア内にスルスルと侵入。見事なタッチで相手DFをかわすと、角度のないところから左足でGKの頭上を抜く美しいループシュートを決めた。

 この日は相手に守備面の連携ミスから先制ゴールを奪われる、波乱含みの展開となっていた。トーマス・トゥヘル監督は試合前、「彼(エッフェンベルク監督)は選手たちに、ドルトムント相手にも勝つチャンスがあると信じ込ませるつもりだろう。我々としては、そんな夢みたいな考えは長く続かないと彼らに思わせる必要がある」と意気込んでいたが、香川はビューティフルゴールでジグナル・イドゥナ・パルクに詰めかけた7万人以上の大観衆に夢を見せた。

 9月20日のレバークーゼン以来となる公式戦6点目のゴールで存在感を見せつけた香川は、後半18分にMFヤヌザイと交代となった。強行日程にも輝きを増すばかりの日本のエースが充実ぶりを示している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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