FW岡崎慎司の退団発表、レスターが“惜別特集” 「真のタレント」が見せた活躍に再脚光
当時の強化部長が語った岡崎に対するコメントを改めて紹介 「彼は素晴らしい選手」
レスター・シティは8日、契約満了となったFW岡崎慎司が今季限りで退団することを発表した。クラブ公式サイトでは惜別の意味を込めて岡崎に関する特集を公開している。
岡崎は2015年にドイツ1部のマインツから当時プレミアリーグ昇格2年目を迎えるレスターに移籍。同クラブは2014-15シーズンに一時リーグ最下位に沈みながらも、終盤戦に怒涛の巻き返しを見せて1部残留を果たしていた。
岡崎が加入した15-16シーズンは、開幕直前にナイジェル・ピアソン元監督が電撃解任され、急きょクラウディオ・ラニエリ元監督にバトンタッチする前途多難のスタートだった。しかし、元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディやアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ(現マンチェスター・シティ)を中心とした“フォクシーズ“(レスターの愛称)は躍進し、並み居る強豪を抑えてリーグ初優勝を成し遂げたのだった。
その中心メンバーだった岡崎は通算4シーズンにわたるプレーを終えて、今季限りでチームを去る。公式サイトの特集記事では、岡崎がチームマスコットでもあるキツネからとって「ジャパニーズ・フォックス(日本の狐)」と称され、その活躍をフィーチャーされている。
そのなかで、当時の強化部長だったスティーブ・ウォルシュ氏の岡崎に対するコメントが紹介されている。
「彼は素晴らしい選手で、真のタレントだ。彼は非常にレベルの高いブンデスリーガで高い決定力を示したストライカー。我々は素晴らしい2年間の活躍を見てきた。我々は昨年(2014年)と今年(2015年)の1月にも彼を獲得しようとしていて、それがついに実を結んだ。私は、彼が真のタレントだと考えている。ボールを持っている時だけでなく、ポゼッションしていない時でも彼は優れている。間違いなく我々が必要としている選手だ」