ファン・ダイクの機転を利かせた判断に英紙も称賛「決定的な瞬間となった」

　この日2アシストを記録していたアーノルドの正確無比なクロスを警戒していたニューカッスルの守備陣にとっては、予想外だったシャキリのキックに一瞬反応が遅れることになった。その結果スコアが動いたが、FKの直前にシャキリへと指示を送ったファン・ダイクに対して、英紙「ザ・サン」は「ファン・ダイクのクレバーなFKの指示はリバプールに勝利をもたらす決定的な瞬間となった」と伝え、「このようなごく僅かなディテールが大きな違いとなった。ファン・ダイクには壮大な称賛が送られるべきだ」と主張している。

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　リバプールでは、セットプレーはどの位置からでも基本的にアーノルドが担当することになっている。だが、この場面では右サイドからのFKということで、ファン・ダイクは左利きのシャキリが蹴るゴールに向かってくるインスイングのクロスが最善と判断したのかもしれない。いまや世界最高のDFと評されるディフェンスリーダーの勇気ある判断は最終的にチームをプレミアリーグの優勝争いにとどまらせる大きな分岐点となった。そして、もしかしたらこの場面が脳裏にあったことで、バルサのDFは、4点目の場面ではシャキリのクロスに準備をして、アーノルドのクロスに反応できなかったのかもしれない。

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