「最大のスキャンダル」 ドルトムント監督がハンド判定に怒り「腕を切り落とせと?」
宿敵シャルケに2-4完敗 ファブレ監督は前半のPK判定に憤慨
ドルトムントは現地時間27日、ブンデスリーガ第31節でホームにシャルケを迎え“レヴィア・ダービー”に挑んだが2-4で敗れた。バイエルンとの熾烈な優勝争いを展開するなかで痛恨の敗戦となったが、ドルトムントのルシアン・ファブレ監督は試合中にハンドの判定によって与えたPKを「サッカー界最大のスキャンダル」だと批判し、今季のタイトルレースは終わったと怒りを露わにした。英公共放送「BBC」が報じている。
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この試合でドルトムントは前半14分、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェがゴールを決めて先制点を奪った。しかし直後の同16分、シャルケは右サイドからクロスボールを上げると、ペナルティーエリア内にいたスイス代表FWブレール・エンボロがボレーを放つが、目の前にいたドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルの腕に当たってしまう。試合はしばらく続けられたが、その後にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定によりハンドの反則が取られてPKに。これをイタリア代表MFダニエル・カリジューリに決められて同点とされると、同28分にも追加点を許し、1点ビハインドで試合を折り返した。
そして後半15分に試合が大きく動く。エースのドイツ代表FWマルコ・ロイスが、自陣で危険なスライディングタックルを見舞い一発退場。そこで与えたFKを、カリジューリに叩き込まれ1-3となった。同20分にはFWマリウス・ヴォルフも一発退場となり、2人少なくなったなかでベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが同39分に1点を返すが、その2分後にまたも失点し2-4で敗れた。
ファブレ監督は試合後、1-0と先制した直後のPK判定について、ハンドの反則を取られたヴァイグルはボールと至近距離だったため回避は不可能だったと主張し、「サッカー界最大のスキャンダル」と審判団を痛烈に批判している。