マンUが“戦術的革新”で守備崩壊? シティに喫した痛恨の失点シーンが話題

マンチェスター・シティMFザネ(中央)【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティMFザネ(中央)【写真:Getty Images】

マンUが2失点目の際に見せた「1-1-1-1-3-3」システムに、英メディアが注目

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間24日、プレミアリーグ第31節延期分でマンチェスター・シティと対戦し、ホームで0-2と敗戦を喫した。“マンチェスター・ダービー”で失意の敗戦を喫したユナイテッドだが、2失点目のシーンでの壊滅的な守備網に英メディアが「爆笑ものの1-1-1-1-3-3システム」と脚光を当てている。

 昨年12月のオレ・グンナー・スールシャール監督の就任から復活を遂げていたユナイテッドは、熾烈なトップ4争いを繰り広げてきたものの、3月中旬から失速。4月16日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でバルセロナに0-3と完敗しべスト8敗退を喫すると、20日のリーグ第35節エバートン戦でも0-4と惨敗。2試合7失点のなかで迎えたシティとの大一番でも、守備の崩壊を食い止めることはできなかった。

 0-1で迎えた後半21分、カウンターを受けた場面でシティのイングランド代表MFラヒーム・スターリングに、ユナイテッドから見て左サイドからドリブル突破を許すと、前線に上がっていたユナイテッドの選手たちは置き去りにされ、3対4と数的不利の状況に陥る。

 ここでユナイテッドの3バックは、迂闊な対応に出てしまう。シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロに右サイドからダイアゴナルに走り込まれたことで、3バックの右を務めるDFマッテオ・ダルミアンが中央に引っ張られた。一方、左サイドからドリブルでカットインしてきたスターリングは、相手との間合いをはかるようにスピードダウン。その動きにイングランド代表DFクリス・スモーリングとスウェーデン代表DFビクトル・リンデロフが目を奪われてしまい、瞬間的に3人のDFが縦に並ぶ格好となった。中盤の3人が駆け戻るものの間に合うことなく、がら空きとなった右サイドのスペースにパスを通され、最後はドイツ代表MFレロイ・ザネに決められた。

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