ユーベ撃破のアヤックスにUEFAレポーターも称賛 「この若い力は必見の喜び」
「2つの優勝候補を打ち倒した」 決勝弾のDFデ・リフトは若々しさあふれるコメント
若きアヤックスの勢いが、レアル・マドリードに続いてユベントスをも飲み込んだ。16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、敵地での第2戦で2-1の勝利。合計スコア3-2で22シーズンぶりのベスト4進出を果たした。この快挙にオランダメディア「ダッチニュース」によると決勝ゴールを決めたオランダ代表DFマタイス・デ・リフトも大きな自信を得ているようだ。
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敵地ユベントススタジアムで行われた第2戦、前半28分にコーナーキックからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのヘディングシュートで先制ゴールを許す。しかしその6分後、MFハキム・ジエクのミドルシュートのこぼれ球をDFドニー・ファン・デ・ベークが押し込み同点ゴール。これでスコアをタイに戻すと、後半22分にはCKからデ・リフトが高い跳躍からのヘディングで大きすぎるアウェーゴール2点目をゲット。CL3連覇のレアルに続き、セリエA絶対王者のユーベを撃破した。
スコアとともに鮮烈な印象を残したのは、アヤックスの鮮やかなサッカーだろう。同メディアによるとUEFAのレポーターであるデレク・ブルックマン氏は以下のようにアヤックスを称賛したという。
「レポーターとしてはよくないかもしれないが、言葉が出なかったとしか言いようがなかったよ。このようなパフォーマンスを見せるためには、石のような強い心を持っていないといけない。コンビネーションサッカーを見せて攻撃することに重きが置かれており、この若い力は必見の喜びだ」
もちろんプレーしている選手たちもその気持ちは同じだろう。19歳にしてキャプテンを務め、この日殊勲者となったデ・リフトは地元テレビ局のインタビューにこう答えたという。
「僕らは準決勝に進んだんだ。そして決勝トーナメントで2つの優勝候補を打ち倒したんだよ。次の試合もきっとすごく難しい試合になるだろうけど、そりゃそうだろう?」
若々しさを感じるコメントが、チームの勢いを象徴しているだろう。17日のトットナム対マンチェスター・シティの勝者を迎え撃つことになるアヤックス。予選2回戦から勝ち上がり続けたオランダの名門は、今季のCLでまさに主役へと成り上がっている。