広島FW渡、圧巻のアクロバティックボレー弾2連発にクラブOB脱帽 「鳥肌立ったわ」
豪華陣容の神戸相手に、バイシクルとスライディングボレー弾を決めて逆転勝利に貢献
サンフレッチェ広島FW渡大生は、14日のJ1リーグ第7節ヴィッセル神戸戦で相手にリードを2度許す苦しい展開のなか、勝ち越しとダメ押しの2得点を挙げ、4-2の勝利に貢献した。2ゴールともアクロバティックなボレー弾となったが、クラブのレジェンドも「鳥肌立ったわ」と称賛の言葉を送っている。
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ここまでリーグ戦6試合で1失点だった広島は、前半15分にセットプレーから先制を許すと、FWパトリックの同点弾で追いついた後の同28分には元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの頭脳的なクイックリスタートで隙を突かれ、神戸FW古橋亨梧に勝ち越しゴールを決められてしまった。
しかし、ドラマはここからだった。後半20分、混戦のなかでMF野津田岳人が押し込んだボールを、最後はMF柏好文がバックヘッドでネットを揺らして同点。さらに同25分、右サイドから元スウェーデン代表DFエミル・サロモンソンが浮き球のクロスを供給すると、反応した渡がバックステップしながら右足でボレーシュート。半身の体勢から、体を捻りながら放った一撃は右ポストに当たってゴールに吸い込まれ、逆転に成功した。
その3分後には、左サイドの敵陣深くから野津田が鋭いクロスを供給。渡がゴール前で倒れ込みながらダイレクトで右足スライディングシュートを放ち、豪快にチーム4点目を奪った。
現役時代は広島一筋17年、そして2016年に引退後は広島の初代アンバサダーとしてクラブを支える森﨑浩司氏は、自身の公式ツイッターで「ゴラッソ テツ 完璧なボレーシュート」と1点目を即座に称えると、直後には「ゴラッソ2発目 素晴らしいテツ 鳥肌立ったわ」と立て続けのスーパーゴールに賛辞の言葉を綴っていた。