「こんなにスプリント出来るんだ」 日本代表MF小林、名波監督の“歓喜ダッシュ”に驚嘆
湘南戦の終盤に磐田が追加点、ライン際で喜びを露わにした名波監督のワンシーンに注目
ジュビロ磐田は6日のJ1第6節で湘南ベルマーレに2-0と勝利し、今季初白星を挙げた。日本代表MF小林祐希(ヘーレンフェーン)が古巣の一戦に反応し、「初勝利おめでとう」と祝福した一方、名波浩監督が追加点直後に見せた歓喜のダッシュに注目。「こんなにスプリント出来るんだ」と驚いた様子を見せている。
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試合は後半27分にスコアが動く。FW大久保嘉人が右サイドでボールをキープし、サイドを駆け上がったMF松本昌也へパス。そのままドリブルでペナルティーエリア内に侵入した松本が右足シュートを放つと、相手DF小野田将人の足に当たったボールがGK秋元陽太の股下を抜けてネットを揺らした。
磐田が1-0とリードして迎えた終盤、湘南が好位置でFKを獲得。最後のチャンスとばかりにGK秋元もゴール前に上がって同点ゴールを狙ったなか、中央に送り込まれたボールを磐田のGKカミンスキーがキャッチする。次の瞬間、ポーランド人GKは前方にぽっかりと空いたスペースに向けてロングスローでボールを送り、後半20分から途中出場のルクセンブルク代表FWロドリゲスが無人のゴールに流し込んで勝利を決定づけた。
わずか8秒の高速カウンターからゴールを陥れた直後、磐田のベンチは歓喜。今季加入のロドリゲスがスタンドに向かって喜びを爆発させた一方、戦況を見守っていた名波監督もライン際を猛ダッシュし、チームスタッフらと歓喜の抱擁を交わした。
磐田の今季初勝利に反応した1人が、名波監督の下で飛躍を遂げたヘーレンフェーンの小林だ。名波監督が2014年から磐田の指揮を執り始めたなか、12年途中から在籍していた小林は、オランダに移籍する16年夏まで指導を受け、16年5月には日本代表に初選出。今年3月の代表戦にも呼ばれるなど、日の丸を背負う選手として成長を見せている。
小林は自身の公式ツイッターで名波監督の歓喜のダッシュに触れ、「名波さん、こんなにスプリント出来るんだ」と冗談交じりに言及。「ジュビロ初勝利おめでとう!」と続けた一方、「カミンスキー、素晴らしいアシスト」と守護神のロングスローも称賛している。今季序盤戦で苦戦を強いられていた磐田の待望の勝利を、小林も心から喜んでいるようだ。