大刷新濃厚のマンU、“退団第1号”はサンチェスか 英紙が指摘「集団脱出を先導する」
栄光の7番を与えられたが、クラブの財政を圧迫する“障害”となるため放出へ
オレ・グンナー・スールシャール監督が正式指揮官に就任したマンチェスター・ユナイテッドは、今夏にスカッドの大刷新が起こると予想されている。主力選手の大量放出も噂されるなかで、先陣を切って移籍するのはチリ代表FWアレクシス・サンチェスになるという。英紙「ガーディアン」が報じた。
ユナイテッド移籍後にはバルセロナやアーセナル時代のようなパフォーマンスを披露できず、ベンチに座る機会も増えているサンチェス。その存在がネックとなるのはインセンティブ込みで週給40万ポンド(約5900万円)というサラリーを受け取っているからで、夏の移籍市場で新戦力を獲得する際に、クラブの財政を圧迫する障害になるとさえ考えられているという。
今夏には守護神のスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを含む一部主力の放出が噂されるなかで、記事では「アレクシス・サンチェスはマンチェスター・ユナイテッドのエクソダス(集団脱出)を先導する」との見出しで伝えられている。2018年1月にアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンとのトレードでアーセナルから加入し、伝統の背番号7を与えられたサンチェスだったが、今夏にはクラブを去ることが濃厚視されている。
移籍市場が開くたびに移籍が噂されているデ・ヘアは、クラブと2020年まで契約を交わしており、スールシャール監督が残留を熱望している。しかし、次の契約満了時に移籍金ゼロで放出するリスクを考えれば、今夏に売却する可能性もあるという。
この2人の他にはパリ・サンジェルマン加入の噂がある元スペイン代表MFアンデル・エレーラや、今夏に契約満了となる元スペイン代表MFフアン・マヌエル・マタとエクアドル代表DFアントニオ・バレンシア、アルゼンチン代表DFマルコス・ロホ、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアンといった選手に移籍の可能性が浮上している。
スールシャール体制が正式に始まり、大刷新の予感が漂うユナイテッド。今夏の移籍市場での動向に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)