“違法”なFK? ケイン、同点弾演出のクイックリスタートに英紙が指摘「ボールが…」

トットナムFWケイン【写真:Getty Images】
トットナムFWケイン【写真:Getty Images】

ケインが同点弾演出も終盤にオウンゴールで失点し、リバプールに1-2で敗戦

 トットナムは現地時間3月31日、プレミアリーグ第32節リバプール戦で1-2と敗れた。イングランド代表FWハリー・ケインがクイックリスタートから同点弾を演出したが、英紙はこのワンプレーについて「“違法な”FKを蹴った」と取り上げている。

 シーズン中盤まで好調を維持していた3位のトットナムだが、リーグ戦直近の4試合で1分3敗と停滞し、優勝争いから事実上の脱落を強いられている。また、4位マンチェスター・ユナイテッド、5位アーセナル、6位チェルシーの追い上げもあり、トップ4争いに巻き込まれつつある状況だ。

 一方、2位リバプールも優勝に向けて首位マンチェスター・シティとの一騎打ちとなっており、両チームにとって負けられないビッグマッチとなった。しかし試合は前半16分、リバプールFWロベルト・フィルミーノに先制点を与えてしまい、トットナムは出鼻をくじかれた。そんななか、流れを変えたのは絶対的エースのケインだった。

 0-1で迎えた後半25分、ハーフウェーライン付近で倒されてファウルを獲得したケインは、手でボールを目の前に転がすとそのままクイックリスタートで右サイドへロングフィードを供給。抜け出したイングランド代表DFキーラン・トリッピアーがトラップして横パスを出し、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンがダイレクトで中央へはたいて、最後は元ブラジル代表FWルーカス・モウラがゴールへと流し込んだ。

 ケインのセットプレーが起点となり生まれた同点弾だが、英紙「ザ・サン」は「ボールが動いていたため、ケインは“違法な”FKを蹴ったと観察眼の鋭いファンが指摘」と言及。セットプレーの場面、ボールが止まっていないなかでケインがボールを蹴り出したことで、「マーティン・アトキンソン主審はケインのFKを“違法”としてプレーをリスタートさせるべきだった」という意見を紹介している。

 その後、後半45分にベルギー代表DFトビー・アンデルヴァイレルトがオウンゴールで決勝点を与えてしまい、最終的にチームは敗戦。トップ4争い参入を余儀なくされることになった。

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