地元誌のインタビューに回答　将来的なバロンドール受賞にも自信

　チェルシーで不動の地位を築くベルギー代表MFエデン・アザールが、地元ベルギー誌「マガジンHLN」の取材に応じ、多くの質問に答えている。そのインタビュー記事を引用した英紙「デイリー・ミラー」は、クラブチームでも代表チームでもエースの役割を担うスター選手が打ち明けた、欧州選手権（EURO）やUEFAチャンピオンズリーグ（CL）に対する思いを伝えている。

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　アザールが所属するチェルシーは昨季のプレミアリーグを5位で終え、今季はUEFAヨーロッパリーグ（EL）に参戦。一方のベルギー代表は、昨年に開催されたロシア・ワールドカップ（W杯）を過去最高位の3位で終え、現在はEURO予選を戦い2連勝で首位に立っている。

　同誌のインタビューで「今年のCLはバルセロナが優勝しそうですか？」と聞かれたアザールは、「あり得ないことはない。だが、クリスティアーノ・ロナウドは毎シーズンCLで勝っている。それは本当に難しい」と回答。ロナウドの勝負強さに一目を置いているようだった。

　また、「優勝かEURO制覇か」という究極の選択を迫られたアザールは、ユニークな回答で明言を避けている。

「ここでジョーカーを使う。代表チームでヨーロッパチャンピオンになることを望むと言えば、すべてのチェルシーファンが敵対するだろう。CLと言った場合は、ベルギーの全国民と喧嘩することになってしまう」

　クラブチームのファンも代表チームのファンも立てる模範的な回答を見せたアザールだが、本心としては二兎を追いたいといったところだろう。

　その他にも様々な質問に対して答えている。「ロナウドになれるとしたら？」との質問には、「それはいいね！　彼の卓越したレベルに到達できるなんてファンタスティックだ」と、羨望の思いを明かした。プライベートな話題にも回答していて、ワインよりビールを選ぶこと、喫煙の過去があること、ゴルフが苦手なことなどを恥じることなく返答している。

　同インタビューでは「いつの日かバロンドールを勝ち取るのか？」という質問もあった。それに対しては「イエス」と一言。シンプルなだけに、自信を感じさせる回答となっていた。

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