リーグ参戦23年目の陥落 J2降格の清水社長が認める「3つの失策」とは?

就任当初の公約を実現できずに謝罪

 クラブ史上初のJ2降格が決まった清水の左伴繁雄社長は、クラブの公式サイトで謝罪文を発表した。17日のセカンドステージ第14節仙台戦に0-1で敗れたチームは、同日に年間15位の新潟が松本に2-0で勝利したため、リーグ戦3試合を残しての降格が決定。この結果を受けて、クラブのトップが戦術面の不足、移籍市場でのチーム強化の出遅れ、クラブコンセプトの不在という3点を反省点に挙げ、「オリジナル10」の一角として1993年のJリーグ開幕からトップカテゴリーで戦ってきたクラブが、初めて味わう屈辱を謝罪している。

 23年間、J1で戦ってきた王国の陥落に際して、就任9ヵ月の社長は公約を実現できなかったことを嘆いている。

 謝罪文では、「就任当初に掲げた『気迫』『球際の激しさ』『1対1の強さ』『相手の腰を引かす怖いサッカー』、この公約を果たすことは出来ませんでした。また、選手だけでなく戦うための厳しい練習や日常管理といったことも含め、コーチングスタッフ共々努力が足りなかった結果だと真摯に受け止めております」と分析しており、チームとしてインテンシティーを高めたサッカーができなかったと認めている。練習での厳しさの欠如、選手の日常生活の管理不足が、その原因だと猛省している。

 さらには、チーム強化の出遅れも降格の原因に挙げている。

 

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