不機嫌なミラン指揮官が本田のライバルにダメ出し 「もっと向上すべき」

失点続きの正GKロペスにも奮起を促す

「チェルチは長い間、プレーしていなかった。ピッチに戻ってくるのは簡単ではなかったが、右サイドではより良いプレーができる。マークを上手くかわしていたが、トリノは5人で守っていたので、スペースを見つけるのは難しかった。だが、もっと向上しなければならない」

 左利きのサイトアタッカーとして、3トップでの適性の高さは認めているが、さらなる発奮を厳しい口調で求めた指揮官。この日、チェルチが結果を出せなかったことは、試合終了直前にようやく出番が訪れた本田には朗報かもしれない。

 「ベルトラッチもモントリーボも含め、みんなレベルが上がって成長している」と批判を浴びることの多い中盤も擁護した指揮官は、「ここ最近は不運だ。今日は2回のシュートで1ゴール決められた。ジェノア戦では1回のシュートで1ゴール、ウディネーゼ戦では2回のシュートで1ゴール。(GKの)ディエゴ・ロペスは昨シーズン、チームで最も優秀だった。この状況から脱するための、すべてのクオリティーと経験がある」と語り、守護神にもレベルアップを促した。

 ミランは3勝1分4敗、3節連続で11位に停滞している。このまま中位をさまよい、3年連続で欧州のカップ戦出場権を喪失するのか、そして、クラブ批判に出た本田はレギュラーに戻る可能性はあるのか。今後のミランの動向に注目が集まる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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