神戸DF初瀬、古巣G大阪との初対決に込める“感謝”と“覚悟” 「移籍して良かったなって…」

第2節鳥栖戦の後半に得たFKの場面でポドルスキと会話する初瀬【写真:Noriko NAGANO】
第2節鳥栖戦の後半に得たFKの場面でポドルスキと会話する初瀬【写真:Noriko NAGANO】

9年間を過ごしたG大阪から今季神戸へ移籍 「ここまで来られたのはガンバのおかげ」

 ヴィッセル神戸は30日、J1リーグ第5節でガンバ大阪と対戦する。敵地での一戦に特別な気持ちで挑むのが、今季G大阪から加入したDF初瀬亮だ。生まれ育った地、そして馴染みあるスタジアムでの古巣対決に「ガンバのことを知っているのは自分のアドバンテージ」と語った。

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 中学時代にG大阪の門を叩いた初瀬は、ジュニアユース、ユース、トップチームとG大阪とともにサッカーキャリアを歩んできた。MF堂安律(フローニンゲン)らとともに昇格したプロ1年目の2016年にJリーグデビューを飾ると、翌年12月のE-1選手権では日本代表にも初選出。18年12月、9年間を過ごした愛着のあるクラブを離れ、フアン・マヌエル・リージョ監督の下で“バルサ化”を進める神戸への完全移籍を決断した。

 今季はここまで元スペイン代表FWダビド・ビジャ、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの“VIPトリオ”らを擁する豪華陣容の中で、開幕から4試合連続フル出場。左サイドバックのレギュラーとして、30日の古巣G大阪戦を迎える。会場のパナソニックスタジアム(旧吹田スタジアム)は、2016年のこけら落としマッチで、昇格1年目ながら先発メンバーに抜擢された思い出の地だ。「まさかアウェーのチームとしてあそこに行くとは思ってもいなかった」と、初瀬は胸中を明かす。

「こけら落としのデビュー戦は今でも鮮明に覚えていて、思い出もある。育ててもらったクラブと対戦するのは新鮮です。ここまで来られたのはガンバのおかげ。感謝の気持ちをピッチで表現したいし、ヴィッセルで試合に出て活躍することで『アイツ移籍して良かったな』って思ってもらえるかなと」

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