長友所属クラブの下部組織13歳、“わざと外したPK”話題 英雄彷彿と絶賛「22年越しの再現」

ガラタサライU-14の主将が見せたフェアプレーに英紙は惜しみない賛辞を送っている(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
ガラタサライU-14の主将が見せたフェアプレーに英紙は惜しみない賛辞を送っている(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

ガラタサライU-14の試合での一幕に脚光 「ガラタサライの新星はわざとPKを外した」

 日本代表DF長友佑都の所属するガラタサライは、下部組織の一戦で意図的にPKを外す一幕があり、13歳の主将が見せたフェアプレーに英紙は惜しみない賛辞を送っている。

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 スポットライトが当たっているのはガラタサライU-14がイスタンブールスポルU-14と対戦した際の出来事だ。13歳の主将FWベクナス・アルマスベコフくんが左サイドから仕掛けた場面、相手マークを振り切ってペナルティーエリアへの侵入を図った際にバランスを崩して自ら転倒してしまう。すると、主審はファウルと判定しPKを宣告した。

 相手選手たちはこのジャッジに猛抗議したが、主審は判定を覆さず。そして、キッカーを務めたのはPKを獲得したアルマスベコフくんだった。しかし、ここで思わぬ選択に出る。ボールをセットし、笛が鳴った瞬間、ゴールマウスとは大きくズレた方向へボールを蹴り出し、そのままゴールキックにしたのだ。転倒した本人がプレーでミスジャッジを主張した瞬間だった。

 このワンシーンに英紙「ザ・サン」は「本人が躓いて転んだにもかかわらず、審判は誤審を押し通したが、ガラタサライの新星はわざとPKを外した」と紹介し、「アルマスベコフくんはこの決定に反論はしなかったものの、彼の良心はPKに引き継がれた」と称えている。

 また記事では、イングランドの英雄ロビー・ファウラー氏を彷彿させる局面であったことを指摘。当時リバプールのエースを務めていたファウラー氏が1997年のアーセナル戦で獲得したPKを意図的に外したことは現在でも語り継がれている伝説的なフェアプレーだが、今回アルマスベコフくんが見せたプレーに「22年越しの再現となった」と紹介している。

 ガラタサライU-14は最終的に2-0で勝利を収めたため、この“わざと外したPK”は勝敗に影響することはなかったが、13歳という若さながらピッチで見せた度量が光るシーンとなった。

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