コロンビア戦で“株を上げた人・下げた人”は? 森保J出場全16選手「アピール度査定」

コロンビア戦出場16選手のアピール度を査定【写真:AP&Noriko NAGANO】
コロンビア戦出場16選手のアピール度を査定【写真:AP&Noriko NAGANO】

アジアカップ後初のゲームとなったコロンビア戦出場16選手のアピール度を査定

 日本代表は22日にキリンチャレンジカップ・コロンビア戦に臨み、0-1で敗れた。アジアカップからメンバー13人を入れ替え、迎えた最初のゲームでA代表初選出のFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)をスタメン起用。ボールを56.8%と支配されるなか、相手の倍近いシュート16本を放つもネットを揺らせず。ここではコロンビア戦に出場した各選手のアピール度をチェック。4段階(◎→○→△→×)で評価した。

<GK>
■東口順昭(G大阪)=△

 コロンビアFWラダメル・ファルカオのPKに反応するも止め切れず。前半4分にはクロスバー直撃で救われ、ネットを揺らされた後半9分もファルカオのハンドで命拾いした。後方からのボール回しで相手のプレスにバタつく場面もあり、最年長としてチームを牽引できなかった印象だ。

(出場なし)
シュミット・ダニエル(仙台)
中村航輔(柏)

<DF>
■室屋 成(FC東京)=△

 室屋にとって、武器と課題の二面性を露呈した試合だった。前半24分に右サイドの裏のスペースに抜け出してクロスを上げるも、ゴール前の南野に合わせられず。対峙したコロンビアDFデイベル・マチャドの背後を突く抜け出しは効果的だった一方、それ以上にクロス精度や1対1のバリエーションの課題が目についた。守備でも前半30分にFWムリエルに股を抜かれてペナルティーエリア内への侵入を許しており、DF酒井宏樹(マルセイユ)の壁を超えるためには、攻守の課題を克服しなければならないだろう。

■冨安健洋(シント=トロイデン)=〇

 ファルカオへのくさびに鋭く反応し、簡単には前を向かせず。マッチアップ回数の多かったFWルイス・ムリエルにぶつかられても当たり負けしない力強さを見せた。相手のシュートコースに入った際、ボールが左腕に当たってハンドを取られてPKを献上したが、ファルカオら南米の雄が誇る実力者たちとの対戦は20歳の若武者にとって貴重な経験となったはずだ。

■昌子 源(トゥールーズ)=△

「今日はちょっと緊張した」と自ら振り返ったように、精彩を欠いた印象は否めなかった。特に、後半3分にペナルティーエリア内に侵入してきたコロンビアDFエリベルトン・パラシオスをスライディングで止めに行ったが空振り。後半21分にはFWムリエルの高速ドリブルについていけずに右サイドをぶち抜かれ、あわや失点というピンチを招いた。森保監督体制で初ゲームだったとはいえ、本来の実力を考えれば及第点には程遠い出来だった。

■佐々木翔(広島/→後半44分OUT)=△

 持ち前の空中戦では、対峙したFWセバスティアン・ビジャを迎撃した反面、前半22分には簡単にターンでかわされてゴール前にクロスを上げられるなど、地上戦の対応に課題を残した。同じサイドの中島に対するパスは成功率こそ高かったが、“安全策”の選択が多く、コンビネーションプレーは少なかった。

■安西幸輝(鹿島/←後半44分IN)=△

 後半44分にA代表デビュー。アディショナルタイムを含めて6分間の出場時間で、攻撃に絡んだのは1回。アディショナルタイム2分に左サイドを駆け上がり、中島からパスを受けてクロスを狙ったが、マーカーに阻まれた。佐々木よりも攻撃に迫力を出せる能力は垣間見せただけに、もう少し長い時間プレーしたところを見たいところだ。

(出場なし)
西 大伍(神戸)
三浦弦太(G大阪)
畠中槙之輔(横浜FM)

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