W杯コロンビア戦“金星”と日本人DFの“アシスト” ライバル国から見守った歴史的瞬間

両国の決勝トーナメント進出決定時にはショッピングモールで胴上げ

 その後、コロンビアはグループリーグ第3戦でミナの決勝ヘディング弾によってセネガルを下し、2勝1敗の1位でグループHを突破。日本は第3戦でポーランドに敗れながら、反則ポイントの差で2位を確保したこともあり、コロンビア人サポーターからは「日本はコロンビアが10人になったから勝てただけだ。ジェリー・ミナのヘディングに感謝しろ」と言われたといい、両国の決勝トーナメント進出が決まると、今度はショッピングモールで多くのコロンビア人に胴上げされたという。

 山中はW杯後もチームが決まらず、1年近く滞在したコロンビアで現役引退を決意。そして、日本代表のコロンビア戦勝利について「ただ現地で報道されていた情報を伝えただけで、僕のお陰なんてとんでもないですよ。でも、一人の日本人として、あの勝利は嬉しかったですね」と、当時を懐かしむ。MFカルロス・サンチェスの退場や、コンディションが万全ではなかったMFハメス・ロドリゲスがスタメンから外れるなど、日本にとって幸運が重なったコロンビア戦。だが、現地から山中が伝えた詳細な情報は、少なからず日本代表の力になっていたことも間違いないはずだ。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)



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