ローマ、“CL出場権逸”なら数人の主力売却危機 放出候補に挙がる代表クラス5人は?
CL出場圏の4位以内に食い込めるか 伊代表MFザニオーロ売却なら1人で解決の可能性も
先日、クラウディオ・ラニエリ監督への指揮官交代を敢行したイタリア・セリエAのローマは、現在リーグ戦で5位とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得に黄色信号が灯っているが、その獲得に失敗した場合は主力の売却が迫られるという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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ローマは勝ち点47の5位だが、4位のACミランとは勝ち点4差がついている。今季、出場権を獲得して決勝トーナメント1回戦で敗退となったものの、CLに出場した場合のテレビ放映権料の分配金や賞金はクラブにとって大きなものだ。それが獲得できなかった場合、クラブは来季に向けて最低でも6000万ユーロ(約75億円)を選手の移籍によって確保する必要があると伝えられている。
現在、19歳の新鋭でイタリア代表MFのニコロ・ザニオーロがレアル・マドリードから獲得に興味を向けられ、ビッグクラブ間での争奪戦に発展する可能性が指摘されている。ザニオーロを売却するとなれば、6000万ユーロの確保はこれだけで解決する可能性が高いが、ローマが彼を慰留しようとした場合は他の選手を数人放出してでも現金を得る必要があるという。
現時点ではギリシャ代表DFコスタス・マノラスや、イタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ、同DFアレッサンドロ・フロレンツィ、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコといった面々が、少なくとも3000万ユーロ(37億5000万円)を超える移籍金を得られる見込み。一方で、ローマとしてはザニオーロに加えて、ペッレグリーニやフロレンツィといった自国の代表選手は手元に留めたい希望があるようだ。
また、CL出場権を逃した場合にはラニエリ監督の続投は考えにくいが、CLなしでローマを率いることに合意できる監督探しも必要になると見られている。欧州ではCLに出られるかどうかはクラブの大きな分かれ道とされるが、ローマにとっては来季陣容を維持できるかは。4位以内でのフィニッシュを実現できるかに大きく左右されそうな情勢だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)