マンUのCEOが2年総額455億円の大型補強路線継続を宣言 CL出場も追い風

来季収入は910億円に

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は、2014年にルイス・ファン・ハール監督体制となってからの2年間で、計2億5000万ポンド(約455億円)を費やし、大型補強を行ってきた。クラブのエド・ウッドワードCEOは、こうした大量投資を今後も継続すると宣言した。英地元紙「デイリー・メール」は「ファン・ハール体制ではすでに2億5000万ポンドの散財。それでもマンUは大型補強を継続」という見出しでこのニュースを報じている。
 13年にリーグ戦7位と低迷したデイビッド・モイーズ体制からの復権を目指し、ファン・ハール体制では1年目から、英国史上最高額となる移籍金5970万ポンド(約108億円)でMFアンヘル・ディ・マリアを獲得するなど、マンUの改革はスタートした。さらに、今季も注目株のオランダ代表FWメンフィス・デパイや人気銘柄だったMFモルガン・シュナイデルラン、ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー、アンリ2世の呼び声高い逸材FWアンソニー・マルシアルらを次々に獲得してきた。
 マンUは今季、2季ぶりにUEFAチャンピオンズリーグへの出場権を獲得。これによる収入増も影響し、ウッドワードCEOは、大型補強の継続を宣言した。来季、クラブ全体の収入は5億ポンド(約910億円)に到達すると見込まれている。プレミアリーグはテレビ放映権料収入増などを受け、莫大(ばくだい)な資金力を誇る。その中でも世界一の人気を誇るといわれるマンUの資金力は他を圧倒するものとなっている。
 2季連続無冠が続くが、なりふり構わぬ姿勢で覇権奪回へ挑む構えのようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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