ペップ退任が噂されるバイエルン 後任候補の本命はアンチェロッティか

イタリアの名将に水面下でコンタクト

 すでにスペイン紙などで、バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督が、来季からマンチェスター・シティの監督に就任する可能性が高いことが報じられているが、バイエルン側も後任人事に向けた準備を水面下で進めているようだ。イタリアのテレビ局「スポーツ・メディアセット」では、前レアル・マドリード監督のカルロ・アンチェロッティ氏が本命だと伝えている。

 バイエルンは、アンチェロッティ氏に来季からの監督就任について打診をするためのコンタクトを取ったと報じている。同氏は先日、リバプールのブレンダン・ロジャース監督が解任された際に、ユルゲン・クロップ監督と並んで後任の有力候補として報じられていた。しかし、今季に関しては休養をしたいということで固辞したと報じられている。

 このイタリア人の名将は、引く手あまたの人気ぶりを示している。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、今夏にACミランから監督就任のオファーがあり、それを断ったことを報じている。また、2016年欧州選手権後に退任することが有力視されているイタリア代表監督アントニオ・コンテの後任として、イタリアサッカー協会からアプローチがあったことも報道。それに対し、同氏の「代表を率いるにはまだ早い。もう少しクラブでの仕事をしたい」という言葉も伝えている。

 アンチェロッティ氏は、イタリアではミランでリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝、イングランドとフランスでは、チェルシーとパリ・サンジェルマンでそれぞれリーグ優勝、スペインではレアルでCL優勝と、各国のビッグクラブで結果を残してきた。このトロフィーのコレクションに、ドイツでのものが加わることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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