「プレーを見ることで…」 神戸の三木谷会長、元バルサMF獲得で“サンペール効果”期待
7日、元バルサMFサンペールが神戸加入会見 三木谷会長は若い選手への好影響に言及
J1ヴィッセル神戸は7日、今シーズン途中までスペインの名門バルセロナに所属していたスペイン人MFセルジ・サンペールが完全移籍で加入すると発表した。同日に加入会見が行われ、壇上に登場した三木谷浩史会長は“サンペール効果”への期待を強めている。
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24歳のサンペールはバルセロナ下部組織出身で、2014年にトップチームデビュー。スペインの年代別代表でもプレーし、バルセロナの先輩にあたるスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの後継者として期待された逸材だ。
武者修行を積んでいたラス・パルマスで左足首の内側側副靱帯断裂と腓骨骨折の重傷を負い離脱を余儀なくされたなか、18年1月にバルセロナへ復帰。今季はスペイン国王杯で1試合の出場にとどまり、4日の契約解除を受けて神戸移籍が発表された。
昨夏にバルセロナを退団した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが加わり、かつてバルセロナでプレーした元スペイン代表FWダビド・ビジャも今季加入。神戸の“バルサ化”が着々と進行するなか、三木谷会長は新たに獲得したバルセロナ下部組織出身のサンペールが与える影響について語った。
「トップチームだけでなく、下部組織にもバルセロナの方を迎え入れている。その意味では、ユース世代の選手が実際にサンペールのプレーを見ることで刺激を受けると思うし、アンドレスはかなり下部組織の選手と一緒にボールを蹴ることもある。かなり貢献してくれるのではないかと思う」
イニエスタとバルセロナで共闘経験を持つサンペールが、若い選手たちにとって良い刺激を与える存在になると三木谷会長は期待を寄せる。「これから伸びていくヨーロッパの一流選手」と評しており、“サンペール効果”がどのような形で見られるか注目が集まりそうだ。