「あー、Jリーグは変わるんだな」 内田篤人が実感する“変化”「独自のリーグを作れる」
川崎と鹿島の一戦は平日開催ながらチケット完売の満員を記録
鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人は1日、J1リーグ第2節川崎フロンターレ戦で同点弾をアシストし、1-1の引き分けに貢献した。試合後、Jリーグに訪れている変化に対し、内田は「独自のリーグを作れるんじゃないかな」と自身の見解と展望を口にした。
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ホームで行われた今季の開幕戦では、昇格組の大分トリニータに1-2とまさかの黒星を喫した。さらに王者川崎とアウェーでの一戦を前に、最終ラインに負傷者が相次ぎ、内田は今季初出場を飾ることになった。試合は前半9分に川崎MF中村憲剛に直接FK弾を許して先制されるも、同21分には内田のロングパスに抜け出したFW伊藤翔が同点弾を奪い、敵地で勝ち点1を持ち帰ってみせた。
川崎戦は平日開催のナイトゲームだったが、リーグ王者対アジア王者の注目カードということもあってチケットは完売し、来場者数2万3927人の超満員の中で行われた。これを受け、川崎の中村も試合後、「平日に等々力が満員になったことなんて、自分の中では記憶にないこと。今までなかったと思う」と驚きを隠し切れない様子だった。内田もまた、Jリーグに訪れている変化を実感しているようだ。
「こうやって(平日開催でも)たくさんの取材陣が来てくれているのを見ると、『あー、Jリーグは変わるんだな』って感じるしね。新しい方向に進もうとしている。話題性が出てきているチームや、鹿島みたいにタイトルを獲り続けているチーム。今いろんなスタイルが出てきていて、海外リーグに寄せていっているとは思わないけど、これをもっともっと高めていけば、独自のリーグを作れるんじゃないかなって思うけどね。それはもう(取材陣の)皆さんも一緒だし。何年かかるのかは分からないけどさ」