“J王者”川崎と「間違っていないと思える勝負を…」 FC東京“新10番”東慶悟、開幕戦への決意

今季からキャプテンに指名されたFC東京のMF東慶悟【写真:Noriko NAGANO 】
今季からキャプテンに指名されたFC東京のMF東慶悟【写真:Noriko NAGANO 】

史上初の“多摩川クラシコ”開幕戦 川崎の「プレスをかいくぐるイメージはある」

 念願のJ1リーグ制覇を目指す首都クラブに、今年新たなリーダーが誕生した。FC東京のMF東慶悟は、今季から新たに10番を背負い、キャプテンに指名された。重責を担う男は、いきなり開幕戦で戦う昨季王者・川崎フロンターレとの史上初の“多摩川クラシコ”(23日/等々力陸上競技場)に向け、ストレートな思いを口にした。

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――チームは今季の始動からここまで、順調に調整できていますか?

「個人的にも、チームとしても、昨年から積み上げができていると思うので、その手応えはあります」

――今季はどんなサッカーを展開しそうですか?

「昨シーズンは、前半戦でかなり勝ち点を積み重ねることができました。その一方で、最終ラインの高い相手には良さを出すことができたけど、後半戦で苦戦した“引かれた相手に対するオプション”が、あまり豊富ではなかったかもしれません。そこを今年は、改善したいと思っています」

――開幕戦はJ1連覇中の川崎です。どこかが止めなければいけない相手だと思います。

「川崎は風間監督時代から一歩ずつ積み上げて、鬼木監督に替わって守備をテコ入れして非常に成熟したチームだと思います。今年はそこに強力な外国籍選手が加わり、さらにレベルアップした印象もあります。なかなか崩れることはないし、非常に強い相手です。ただ、多摩川を挟んで向かい合う相手でもあるので、東京も彼らに負けていてはいけないと思っています。この開幕戦は、そういう気概を見せられる試合にしたいです」

――昨季のホーム最終節で対戦して力の差を見せつけられてしまいましたが(2018年11月24日/第33節/0-2)、あれから3カ月が経過し、自分たちがどれだけ成長できたかを示す試金石になるのでは?

「対戦してみて一番印象的だったのは、川崎のプレスの速さです。どのチームにもない圧力を感じました。それは川崎が(攻撃時も)良い距離感でやっているからこそだと思います。守から攻、攻から守の切り替えの早さを特に感じた相手でした。僕たちも、攻から守というところは昨シーズンから取り組んできたところでもあります。それによって、守備の意識も高くなって失点を減らすことができたと思っています。

 一方で、守から攻のところで、奪ってゴールへと一気に迫る『ファストブレイク』だけではなく、ポジションをしっかり取り直すことだったり、ボールを取られないことだったりも、今積み上げてチャレンジしているところです。そういった部分で、相手のプレスをかわすことができれば、また違った展開になると思います。昨シーズンはそこで奪い返されて、またボールを回されてしまった。だからこそ、そこでいかにかいくぐることができるか。そのイメージは、あります」

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