“クロップ・リバプール”誕生へ秒読み段階 ドルトムント時代の腹心2人も入閣

香川の恩師が待望のプレミアリーグに初見参

 前ドルトムント監督のユルゲン・クロップ氏のリバプール監督就任が秒読み段階に突入している。英国営放送「BBC」などが報じている。

 リバプールは4日に、成績不振によりブレンダン・ロジャース監督を解任したばかりだが、最新のレポートによれば、クロップ氏との交渉が大詰めの段階を迎えており、9日にも正式発表される見通しだという。契約は3年間。そして、クロップ氏はドルトムント監督時代にコーチを務めたゼリコ・ブバチ氏、ピーター・グラヴィエツ氏という腹心2人をリバプールへ連れて行くことになるという。欧州屈指の名将と誉れ高きドイツ人は、潤沢な資金から最も競争力が高いと言われるプレミアリーグで、その手腕を発揮することになる。

 ロジャース政権4年目の今季は、開幕から3勝3分2敗の勝点12で10位。4日に宿敵エバートンとの伝統の一戦“マージーサイド・ダービー”で1-1と引き分けに終わり、最近の公式戦10試合でわずか2勝という精彩を欠くチーム状況から、クラブがロジャース監督の解任に踏み切った。

 後任候補には、前レアル・マドリード指揮官カルロ・アンチェロッティ氏などの名前も取り沙汰されていた。低迷する名門リバプールを救うというミッションは、ドルトムントをリーグ連覇に導き、日本代表MF香川真司の才能を磨き上げた名将に託されることになる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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