「これは明確なキャンペーンだ!」 主審批判のモウリーニョがFAから罰金処分

“スペシャル・ワン”の焦りが逆効果に?

 主審のみならず、メディアやライバルクラブの監督、フットボールファンにも怒りの矛先を向けた今回の発言。こうしたセリフは2004~07年の第一次チェルシー監督時代や、10~13年にレアル・マドリードを率いた時にも飛び出していたが、猛烈な責任転嫁は成績不振時のモウリーニョ監督の悪癖とも言える。そして、今回の被害妄想的な発言は、FAから処罰の対象となった。

昨季、圧倒的な成績でチームをリーグ制覇に導いたモウリーニョ監督は、サウサンプトン戦後に続投を熱望する一方、「クビにしたければ、クビにしろ!」と破れかぶれな発言に出た。アブラモビッチ会長ら幹部との会談で、続投の方針が打ち出されてはいるが、”スペシャル・ワン”の焦りが復活への逆効果になっているのは間違いない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング